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剣道具・田代の製作メモ[武-6胴 変わり塗り]
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| 武-6胴 変わり塗り1 【未知の胴台】 剣道具・胴の製作記録 平成18年9月 今回の製作メモは現在進行形のものであり、まだ完成に至っておりません。 製作過程をご報告をさせていただこうと思っております。私自身、完成するかどうかの検討も付かず、とにかく挑戦している状況でございます。今回製作しておりますのは、胴(変わり塗り)でございます。 |
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| お客様の意向は「誰もつけていないもので、ちょっと趣向性を表に出してみたい。」この一言から始まりました。 このような会話は、よく耳にする方も多いことと思います。武道具店で日常交わされているやりとりです。しかしこのお客様に限っては、その解釈の幅はとても広くなります。お客様は、剣道具に対しての見識がとても深く、私たちも、たどり着かないところまで掘り下げて考える必要があります。とにかく不安だ、というのが正直な気持ちでした。 取りあえずスタンダードとも言える、変わり塗りの竹胴のカタログを広げて、話を進めました。当然のことながら、決定付けるものはなく、過去に私たちで受けている、変わり塗り(一枚物)の写真なども見ていただきました。感心はして頂くものの、まったく決定まで至りません。時間ばかりが過ぎて行きます。 (実は、この話は昨年から伺っており、いよいよ形にしてみようと本腰を入れて、お客様もご来店いただいているのです。) |
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「胸と一体化するような胴は、作れますか?」とおっしゃりました。 胸と一体化する胴といえば、一般的には、私たちの取付け作業時に、胴台に対して胸の乗りが良いとか、完成時に、横から見た胴台と胸の曲線が滑らかに、自然な曲線を描いていることなどを指します。お客様は「視覚的にも胸と胴台を一体化してみたらどうだろう」という事をおっしゃりました。 胸と胴台の一体化をテーマに、考えをまとめて行きました。決定打はまたもお客様の一言でした。 「これを胴台に使えませんか?」 |
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| 私は胸が高鳴りました。可能かどうかはまったく分かりません。ただ、私もそんな胴台を見てみたかったし、実際にこの胸に付けてみたいと思ったのです。(この胸は、やはり同じようなやりとりをしながら、すでに昨年、完成しています。) 私はいつもの悪い癖が出てしまい、胴台屋に確認を取る前に「ぜひ、やってみましょう。」と言ってしまいました。 |
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